お正月になると、神社や神棚でしめ縄やしめ飾りをみかけますね。家庭では現代的なしめ飾りもあり、新しい年の始まりにワクワク期待が膨らみませんか。
今回は一年生になった息子が、お正月は何を飾るの?どんな遊びがあるのかを聞いてきたので調べてまとめてみました。
お正月に飾る物3つ種類を紹介!その意味とは?
▼しめ縄・しめ飾り
神社や神棚に飾られてる藁で編んだものを「しめ縄」といい、しめ縄に縁起物を飾り編んだ藁を「しめ飾り」といいます。しめ縄は、結界を張って厄除けをするといわれています。
お正月に飾るのは、年神様がしめ縄を目印に山から降りてきて、迎えるためです。まつる場所に不浄なものが入らないようにと伝えられており、家庭では、幸運をもたらす事からきちんと意味があるのですね。
▼門松
しめ縄と同様に、年神様が門松を目印になるよう玄関前に飾りお迎えします。松は生命力の象徴で長寿を願う縁起物として選ばれたと言われています。
▼鏡餅
鏡やお米には神様が宿ると昔から言われ、その鏡を餅で表したものが鏡餅となります。お供えすることで一年の健康や豊作を願い、新年の門出を祝う意味が込められているそうです。
てっぺんにのっているみかんは、もとは橙の実で「代々家が栄えますように」と、みかんでも縁起が良いとし代用されることが多くなりました。
餅が丸いのは、心臓や稲作に欠かせない太陽の形の意味等、諸説が伝えられております。
大小重なっている餅は、福徳の月(陰)と日(陽)を表し重なることで縁起が良いそうです。
お正月の遊びとは?なぜお正月に遊ぶの?
by写真AC
▼凧揚げ
江戸時代から、お正月に両親が男の子の誕生祝いと子どもの健やかな成長を願うという意味を込めて行われてきたそうです。また子ども自身も凧に願いをのせて「天まで届ける」と意味もあると言われています。
▼カルタ
ポルトガル語で「carta」は札のことを言い、ポルトガルが語源です。室町時代に船員によって日本に伝わったと言われています。江戸時代には歌がるた、百人一首が広がり、お正月の遊びとして親しまれてきたそうです。現代はいろはカルタ、花札やトランプなどの種類がたくさんあります。
いろはカルタは、文章が書かれた読み札と、ひらがな一文字の絵札を使い読み上げた絵札を多く持った方が勝ちになります。
まだひらがなを習っていないお子さんにとって知育遊びにもなりますね。
▼すごろく
江戸時代のお正月には「絵双六」というものを用いて、勝敗によってその年に誰が出世できるのか、運試しをする意味で行われてきたそうです。
シンプルにこまを振って進めるルールの遊びです。
▼羽根つき
もともとは「邪気をはねよける」という意味で、年の初めに行われていたそう。子どもが羽根をつくことで邪気が払われ健やかな成長と一年の無病息災を願う意味があるようです。
▼コマ回し
コマの芯がまっすぐに通って回り続けることから「物事が円滑に回る」「お金が回る」縁起がいいとして正月遊びに親しまれてきました。
紐とコマだけで遊びますが、始めは意外と難しく練習を重ねてできるようになった達成感は子どもにとってすばらしい遊びです。
まとめ
お正月に年神様をお迎えするのは何気なくわかっていたものの、子どもと一緒に伝統行事を改めて学びました。こうしたことから一年の暮れには感謝を込めて掃除をし、年神様が家庭に来てお祝いできるようきちんとおもてなしをしたいですね。
また家族で正月の遊びを楽しんで、絆を深めていきましょう。