【子育て】子どもへの声かけ親の都合で一方的になっていませんか?

本

「犯罪心理学者が教える子どもを呪う言葉・救う言葉」
出版社SBクリエイティブ/著者 田口保行

-内容-
この本は、犯罪心理学者とは何か、またその目的を冒頭に、法務省で出会った犯罪者、非行少年1万人を心理分析し、その中で子どもから学んだこと、その背景に家庭環境がつながっていると掘り下げている。

親に言われた言葉に、子どもはどうとらえたか。親の言葉は果たして本人のためなのかに注目し、
事例をもとに犯罪を犯した子の共通点、親との面談から気づき、著者の子どもの頃の経験を交えて紹介。

親の養育タイプよは4つあり、アメリカのサイモンズ心理学者による
支配、服従、保護、拒否のタイプであり、一方的な偏りが犯罪を招く。

作中の一部に
「早くしなさい」が先を読む力を破壊する
「何度言ったらわかるの」が自己肯定感を破壊する
結果、先を読む力が乏しく、自己決定、自分を大事にできないなどを詳しく解説。
タイプ別に養育を受けた子どもの人格形成の行方が、どう変わっていくのか。
問題が解決されないま、社会生活が困難になり犯罪に手をそめてしまうなど。

-感想-
なぜ、子どもは非行になり犯罪者になるのか。その背景を知りたい、自身の過去、現在の育て方と照らしあわせ参考にしたいとこの本を手にとりました。

読んでいくうちにハッとさせられました。「お兄ちゃんだから」「男だから」は、よく耳にし言ったことがある。「そのウラには重たい鎖で自由を奪い、自信をなくした子どもはうまくいかなくなった時に爆発する」

言葉には力があり、人は幸せになり不幸にもなる。
傷つけない為に意識をし、言葉や伝え方を課題に試行錯誤しながら過ごす毎日。
子どもの気持ち、親の都合ではないかを、一度立ち止まって考え見直さなければならない。

この本書を読んで、あらためて根本的な親子の大切なことも学び振り返ることができた。
方向性が見え、自身にとってアドバイスをくれた本。
何度でも読みたい一冊です。

この記事を書いた人
えま

4人の子を持つ母親。
自身と向き合い大切な事は何かを考え、豊かに過ごしていけるよう目標にしています。子育てしながら感じた事や、暮らしの中での疑問点を深堀して発信していきます。

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